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マンションでステキな暮らしを楽しむ住人十色

100鉢もの植物が、家具や雑貨と
まるで引き立て合うように
置かれたハイセンスな暮らし。

グリーンや山小屋をテーマにしたハウススタジオを都内で経営しているSHINPEIさん。
一つひとつにこだわりを感じさせるインテリアや空間作りに関することなどを、植物であふれるご自宅にてお話しくださいました。

この部屋に入った途端に、
インテリアのイメージが浮かびました。

都内で2つの貸しスタジオを経営しているSHINPEIさんのお住まいは、まずその植物の多さと、バランスに驚かされます。植物は、鉢数で数えると100を超えるそうですが、大小に関わらず、置かれているそのどれもが、与えられた居場所で調和している印象。数は多いはずなのに決して“too much”と感じない不思議な心地よさです。
「この建物は住む前から『レトロだなあ』と気になっていて、あるときふと思い立って検索してみたら空室があることがわかり内見を申し込みました。それで部屋に入った途端、家具の配置やインテリアなどのスタイリングが、わーっと浮かんで完成形の画が見えたんです。前の家は窓が1つしかなくて植物を飾れるスペースが限られていたんですけど、この部屋なら3面に窓があるのでたくさんの植物を飾れると思い、それも大きな決め手になりました」

スペースを貸すというより
自分の家に招き入れる感覚の
スタジオに。

そもそもSHINPEIさんはインテリアデザインを学んだのち、インテリアショップに勤務していたそうです。
「子どもの頃から漫画とか映画とか何を見ていてもとにかく部屋ばかりに目が行ってましたね。居場所としての空間に興味を持ちはじめたきっかけは友だちと作って遊んだ秘密基地だったのかもしれません。植物に惹かれたきっかけは映画『レオン』なんです。窓辺に置かれたアグラオネマが原風景ですね。アグラオネマに限ったことではなく、植物の形というかフォルムがとにかく好きなんです」

貸しスタジオをはじめるきっかけは、
「通っていたマッサージ店が諸事情で閉店することになり、あらためてその空間を見渡してみたら、またスタイリングが、わーっとイメージできたんです。過去に貸しスタジオ業務に携わっていた経験もあり、ノウハウはあったのでやってみようと決心しました」

はじめるにあたって心がけたことはあったのでしょうか。
「自分の家の延長的なものにしようと思いました。スペースを貸すというよりは自分の家に招き入れるような。そうすると自然と気配りもできますよね」

①大小さまざまな植物が配された寝室。枯らさないためには「見えやすければ状態も分かるので、グリーン初心者の方であれば大きなものから始めてみるのもいいかもしれません。フィカス(ゴムの木)とか丈夫なのでおすすめです」
②寝室の一角にあるワークスペース。手前に置かれている丸太のスツールは、木目がリアルなので重たいように見えますが、実際はプリントで、軽くてやわらかい遊び心を感じさせるアイテム。ドイツのMERO WINGSのもの。
③ベッド上のペンダントランプにはさりげなくフェイクバードが。鳥モチーフもお好きだそうで、「あと石とか流木も好きですね」とも。ちなみに植物に関してはフェイクのものは「一つもない」そうです。
④寝室の本棚はご自身でDIYしたもの。棚ごとに小さな間接照明も付けてあります。飾っている植物は、ビロードカズラ。「下へ伸びているつるが、小さな間接照明にぼんやり照らされて夜もいい感じです」
⑤「ここに引っ越してきて最初に飾った植物は、このフィカス・ベンガレンシスです。この部屋に初めて内見に来たときに、ここに棚をDIYしてフィカスを飾るイメージがパッと湧きました」。隣に置かれているオブジェもインパクトあり。上に置かれているのはフィロデンドロン・ブラジル。オブジェの髪形にも見えて楽しい。

水やりは一日一回、一回り。
葉水もほぼ毎日やっています。

2つのスタジオにはそれぞれにテーマがあるそうで……。
「最初にはじめたスタジオ1号は、今話したように“自分の家の延長”。もう1つのスタジオ2号は、“都会の山小屋”です。実は、山小屋に住みたいと思っていた時期があって、でも実現できなかったので、じゃあ都会でやってみるか、と」

実際スタジオを使用したお客さまの反応はどうですか、の問いには、
「かっこいいとか素敵とか言ってもらえるともちろんうれしいんですけど、一番の褒め言葉は『ここに住みたい』ですね。ハウススタジオなので住もうと思えば住めちゃうんですけど、そう言ってもらえるくらい心地よさを感じていただけたってことが何よりうれしいです」

2つのスタジオもご自宅と同様、植物がいっぱいです。お手入れについては、
「一日一回、2リットルのペットボトルに水を入れて一回りします。水をやりながらパトロールする感覚です。それとは別に葉っぱに霧吹きは思いついたときにやります。葉水はやりすぎってことはないんです。なので、葉の状態を見ながら葉水しています」

ありのままを生かしながら、
どう見栄えよくするか考えるのが楽しい。

SHINPEIさん流お部屋スタイリングのポイントはあるのでしょうか。
「自宅もスタジオもそうなんですけど、基本、ありのままを生かしながら、いかに見栄えよくできるかを考えるのが好きなんです。スタジオは天井を取り払ったり、床に手を入れたりしましたけど、住まいに関しては、ほぼありのまま状態。それを家具やインテリアでいかに演出できるかが基本テーマなんです。ありのままってことでいうと、植物もありのままを大事にしています。たとえば葉が伸びた場合、向きや置き場所を変えることはあっても葉を切ることはしません。植物のよさは、育って形が変わっていくところでもありますから。まあ、どんどんジャングル化してしまいますけど……」

部屋のスタイリングはキャンバスに絵を描いていく感覚に近いともおっしゃり、
「スタイリングが浮かんだとき、キーワードをリストにして、その文字というか言葉を組み合わせていきます。植物は絵の具のような感覚ですね。色を置いていって作品を完成させていく感じです」とも。

将来は海の近くに家を建てたいとも思っているそうで、
「見晴らしのいい高台に、いつか家を建てられたらいいですね。フランスに1年住んでいたときに、ヨーロッパの国をいくつか周りましたけど、南フランスとかエーゲ海とかいいなあと……」

ありのままのフォルムやシルエットを愛しむ、それは無理をしない、させないという気持ちの延長にあることを気づかせてくれる素敵なお住まいでした。

MANSION DATA

間取り:1DK
専有面積:35㎡
築年数:45年
住みたい街アンケートなどでも上位にランキングする人気の街。「街並みも文化も人も古いものと新しいものが融合しているところが好き」とSHINPEIさん。
歴史もありながら常に進化を続けている都心エリアです。

PROFILE

ハウススタジオオーナー

SHINPEIさん(シンペイ)

1977年広島県生まれ。
地元のインテリアデザイン専門学校を卒業したのち、インテリアショップ勤務。その後1年間フランスパリに留学。帰国後に上京し、インテリアデザイン会社に勤務。そこで10年間担当したスタジオマネジャーとしてのノウハウをもとに2020年起業。
現在「PLEASE GREEN」と「TINY MOUNTAIN」という2つのハウススタジオを都内で経営している。
Instagram:https://www.instagram.com/shin_pei

ものが多いのにまとまって見えるキッチン。「シンク、作業台、レンジ、冷蔵庫の高さを合わせているのがポイントです。こうやって一つ軸を作るとまとまって見えるんです」とポイントを教えてくださいました。

プレイヤーが置かれている棚もSHINPEIさんのDIYだそうです。「音楽はBGMとして流すことが多いです。植物を多く飾るようになってからはハードロックとかほとんど聴かなくなりました。昔は好きだったんですけど。今の部屋の風景に合わないんですよね」

「最近購入したカセットデッキを中心にスタイリングしました。赤を差し色で置くのは、わりと好きなのかもしれません。カセットのおもしろいところはデータじゃなく形があって、おもちゃみたいなところです。ゆるいリズムの音楽を流すとリラックスできます」

寝室側から眺めたダイニングスペース。ソファはカリモクのもので前の家からの愛用品。「ここに座っているとインテリアが目に入り、配置やバランスが気になって意外とくつろげないんです」。写真右手のドアの先は水回りスペース。ドアもレトロな雰囲気です。

「植物を飾るときのポイントの一つは『島を作る』こと。複数の植物を一箇所にぎゅっとまとめて置くんです。たとえばこんな風に」と教えてくださった植物の島。SHINPEIさんの家には上記写真の他にもいくつもの島があります。

「ありのままをいかに見栄えよく見せるか考えるのが楽しい」とおっしゃる通り、トイレもインテリアで演出。古さも味わいに感じさせるセンス、ぜひ参考に!

zoom - up

「自分の家の延長みたいな感覚で、人が住んでいるようなリアルな空間にしたかった」というスタジオ「PLEASE GREEN」。ご自宅と同じようにたくさんの植物が飾られ、どこもかしこもフォトジェニックなハウススタジオです。もう一つの「TINY MOUNTAIN」は、「都会の小さな山小屋」がテーマ。山の生活をイメージした家具や雑貨、そして植物であふれています。「インテリアをそのまま使って撮影していただいてもいいですし、動かしたりアレンジしていただいてももちろんOKです」。どちらのスタジオも、まっさらなところから作っていったそうで、SHINPEIさんの世界観で彩られています。

MANSION DATA

間取り:1DK
専有面積:35㎡
築年数:45年
住みたい街アンケートなどでも上位にランキングする人気の街。「街並みも文化も人も古いものと新しいものが融合しているところが好き」とSHINPEIさん。
歴史もありながら常に進化を続けている都心エリアです。

PROFILE

ハウススタジオオーナー

SHINPEIさん
(シンペイ)

1977年広島県生まれ。
地元のインテリアデザイン専門学校を卒業したのち、インテリアショップ勤務。その後1年間フランスパリに留学。帰国後に上京し、インテリアデザイン会社に勤務。そこで10年間担当したスタジオマネジャーとしてのノウハウをもとに2020年起業。
現在「PLEASE GREEN」と「TINY MOUNTAIN」という2つのハウススタジオを都内で経営している。
Instagram:https://www.instagram.com/shin_pei