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人口減少や住宅供給量の増大を背景に、全国的に「空き家」の増加が問題になっています。空き家というと戸建てのイメージですが、マンションも例外ではありません。今回は、空き家状態のマンションを放置した場合に起こりうるリスクと、その解決策を紹介します。
総務省統計局が公表している「平成30年住宅・土地統計調査」によると、全国の空き家の数は右肩上がりで増えており、2018年時点で848万9,000戸。総住宅数に対する空き家の割合は13.6%で、過去最高となりました。
マンションの空き家の実態を、国土交通省の「平成30年度マンション総合調査」から見ていきましょう。
2018年時点で、マンションの総数に対する空室があるマンションの割合は37.3%で、5年前よりわずかに減少しました。一方で、空室戸数割合が20%を超えるマンションは、5年間で0.8%から1.2%へと増加しています。
マンションの完成年次と空き家の関係では、完成年次が古いマンションほど空室があるマンションの割合が高くなる傾向が見られます。また、完成年次が古いマンションほど所在不明・連絡先不通の住戸があるマンションの割合が高くなる傾向があります。
※参照:国土交通省「平成 30 年度マンション総合調査結果からみたマンション居住と管理の現状」より(抜粋)
空き家の増加が社会問題となっているのは、空き家が放置されると多くの問題が発生するためです。マンションが空き家状態のまま放置されることで起こる問題は大きくわけて4つあります。
所有者はたとえマンションを使っていなくても、管理費や修繕積立金を支払わなくてはならず、固定資産税も課せられます。
空き巣や放火、特殊詐欺の拠点として利用されるなど、犯罪に巻き込まれる危険がありマンション全体の治安悪化にもつながります。
換気や掃除が行われないことでカビの発生や木部の腐食、配管のつまりなどが起こる可能性があります。
環境の悪化などによりマンションの資産としての価値が下落。マンション内に空き家が増えると、マンション全体の資産価値低下にもつながります。
これらの問題への対処法のひとつに、「賃貸」に出す方法があります。賃借人が入れば家賃収入が見込める上、室内の換気や清掃は賃借人が行ってくれるため、空き家で放置するのに比べ、居室の腐朽化を防ぐことができます。賃貸管理は自分ですることも可能ですが、賃貸管理会社に依頼するのが一般的です。まずは、管理会社や不動産会社に相談してみましょう。
マンションの活用方法として、賃貸が適しているかどうかは、マンションの状況(立地・築年・需要など)やローン残高、そして何よりご自身の人生設計によって異なります。迷ったらまずは専門家に相談してみるのがおすすめです。
東急コミュニティーは、不動産管理に35年以上の実績があり、賃貸経営に関するトータルコンサルティングを行っている「東急住宅リース」などへのご紹介を含め、最適なプランをご提案いたします。空き家マンションの活用をお考えなら、ぜひ東急コミュニティーにご相談ください。
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