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暮らしの窓 WEB

「暮らしの窓とは」

マンションのライフスタイルを彩る
様々な情報をお届けします。

マンションでステキな暮らしを楽しむ住人十色

明るくオープンなキッチンで
オリジナルのメニューを創作する
マンションライフ。

まるでステージのように家の中心に設置されたアイランドキッチン。
料理研究家であり料理教室「Petit Citron」主宰のシトロン ヨーコさんが、
家のことやお仕事のことなどをお話しくださいました。

白を基調にした広々明るい
LDK。
D.I.Y.にて収納の工夫もたっぷりと。

料理研究家のシトロン ヨーコさんのお住まいは、坂の上に建つマンション。この家に決めたきっかけからお話を伺うと、
「夫の実家に近いこと、最寄駅から徒歩10分以内、駐車場が確保できるマンションであること、日当たりがいいこと、アイランドキッチンにできることの5つが主な条件でした。料理教室を開く前提での家探しだったので、駅近物件を探していまして、この部屋は日当たりもいいし条件にぴったりでした」

明るいリビングは広々としていて居心地もよさそうです。
「インテリアに関しては白を基調にしています。空間を広く見せたいというのが理由で、ソファはもともと布張りだったものを白の革に張り替えました。テーブルはこの家に引っ越ししたタイミングで天板を大きくしましたけど、土台はそのまま。家具はあまり買い替えない方かもしれません」

ところどころに収納棚もあり、
「仕事柄(料理関連の)ものがとにかく多いので収納は増設しています。ありがたいことに夫の趣味がD.I.Y.なので、スペースに合わせて収納を作ってもらっています。最近だと、冷蔵庫を買い替えた際に、冷蔵庫の高さに合わせて棚の長さを5センチ短くしてもらいました」

収納は「出しやすさ」最優先。
食器の衣替えも年に数回行います。

まるでスペースの主役といわんばかりの存在感を放っているアイランドキッチンについては、
「入居の際にオプションで作ってもらいました。幅も広く両面いっぱいに収納スペースを設けていますのでかなりの食器類をしまっています」

収納方法にこだわりはあるのでしょうか。
「とにかく『見つけやすい、出しやすい、片付けやすい』ことですね。使いたいものを出すのに時間をかけたくないんです。でも、なかなか整理しきれないので、ものの全体量を減らさなくては、と思っていますがなかなか。あと、季節に合わせて年に3回くらい食器の衣替えもしています。食器でも季節感を演出できますからね」

もともと料理好きだとおっしゃるシトロンさん。
「料理教室に通ってみたら、先生がとても素敵だったので『私も料理教室の先生になりたい』と思うようになりました。料理教室は結婚後に始めたのですが、その後も知識を深めたくて(料理の)勉強は続けています。フランスに留学もしまして、それを機にフランス人の料理や文化に関する考え方などもわかるようになったので行ってよかったです」

①リビング側からのダイニングキッチン。白を基調に茶、ベージュ、グリーンがアクセントになっています。「LDK全体で28畳くらいでしょうか。狭くはないんですけど、とにかくものが多くて収納をかなり工夫しています」
②「よく使う調理器具はすぐに手が届くところに置いておきたいんです」とシトロンさん。「家族のための食事で気をつけていることは、栄養のバランスと季節を取り入れること。夫は私の料理に対して客観的な意見を言ってくれるので助かっています」とも。
③アイランドキッチンは幅も広く収納力もたっぷり。「キッチン側には主に白い食器を。使用頻度の高い家族分の食器などもキッチン側に。一方のダイニング側には、色味のある食器だったり、撮影や料理教室用の食器をしまっています」

家庭料理はアレンジ力も大事。
無駄のないレシピを提案。

フランスでは、星付きのお店で学んだそうです。
「レストランの料理と家庭料理の違いも実感しました。たとえばレストランではメインのお皿を3人がかりで仕上げます。付け合わせが3品だったり、ソースなども含めると5つ以上のパートから成り立っているんです。家庭料理では現実的にそんなことはできませんよね。私が教室で教えるメニューやレシピは、家で作りやすいことが大事だと思っているので、付け合わせは1品にしたり、その付け合わせをメインと一緒に焼くとか、そういうアレンジを考えて教えています」

料理教室で好評だったメニューを教えてください。
「そうですね、同じ素材の使い回しは人気でした。2ヶ月同じ素材をアレンジするのですが、大根だとしたら、和洋中のあらゆるメニューに大根1本を使い切るレシピです。皮も葉も捨てることなく使い切ります。あとは、肉味噌も人気でした。ベースの肉味噌を作って、それを煮物、焼き物、パスタ、うどん、ごはんとか10品ぐらいにアレンジします。春雨に混ぜるだけ、とか簡単なものも含めての10品ではありますけれど、そういうアレンジする料理力も家庭料理において大事だし、何より便利ですよね」

3時間7分以内が目標タイム。
マラソンにもチャレンジ中です。

これから挑戦したいことなどありますか?
「今、マラソンにハマっていまして、きっかけは6年前に友人2人と一緒にホノルルマラソンに参加したことなんです。マラソンを始めて食事も変わりましたし、アスリートフードマイスターの勉強もしています。目標が大阪国際女子マラソンに出ることで、この大会は、3時間7分を切らないと出られないんです。夫もマラソンをしていますが、私のようにタイムを追っているわけではなく、あくまでも健康維持が目的です」

複数の資格も取得なさっているシトロンさん。
「そんなにたくさんは持っていませんが、資格は知識を深めるので無駄になることはないと思います。私は、放っておくといつまででも仕事をし続けてしまうので、夫に迷惑をかけないためにもオンオフの切り替えをもっと上手にしたいとは思っています」

食べることを大切にする、家族同士がお互いに思いやる、そんな気持ちが心地よい空間にあらわれることに気付かせてくれる素敵なお住まいでした。

MANSION DATA

間取り:3LDK
専有面積:94㎡
築年数:18年
都心へのアクセスも便利な住宅街に建つマンション。百貨店やショッピング施設はもちろん、「生鮮市場もクルマで数分の場所にあるので鮮度の高い魚介類などが買えてありがたいんです」とシトロンさん。

PROFILE

料理研究家・料理教室「Petit Citron」主宰

Citron ヨーコさん(シトロン ヨーコ)

フランス・パリの料理学校FERRANDI短期コースを卒業。ルーアンの2つ星レストランにて修行。国内では複数のフレンチレストランでの勤務を経験。日本豆腐マイスター協会理事、いなり寿司マイスター協会講師。現在はレストランでのイベント、メニュー監修、ケータリング、企業へのレシピ提案、商品開発、料理教室開催、料理講師、出張パーソナル料理レッスンなど幅広く活躍。
HP:https://www.petit-citron.com
Instagram:https://www.instagram.com/citron_yoko

キッチン側からのダイニングリビング。「ダイニングの壁に作り付けた収納棚はIKEAのもの。夫が壁に取り付けてくれました」。真下に置いたチェストとのバランスもぴったりです。

リビングスペースは黄色い壁がアクセントに。壁面のアートは「インテリアショップで購入しました。『何に見えてもいい』というコンセプトがいいなと思って飾っています」

ダイニングテーブルは「前の家から使っているペガサステーブルなんですけれど、土台は変えずに、天板のみ大きなサイズに買い替えました。チェアはこの家に合わせて新調したものです」。白を基調にした明るいダイニング。グリーンやお花の配置にもセンスが感じられます。

コロナ禍の少し前から一室をトレーニングルームに。週に1度、都内のパーソナルトレーニングにも通っているそうで、かなり本格的。スリムなだけでなく健康的なスタイルを維持なさっています。

リビングのテレビ上の収納棚には書類などを収納。「これも夫がD.I.Y.してくれた棚なんですけど、しまいたいもののサイズに合わせて作ってくれました」。

リビングのソファ背面には高さの低い収納が造作されています。「小さめのトランクだったり、季節ものの調理器具だったり、使用頻度の低いものを入れています」

冷蔵庫横の収納には調味料や乾物、キッチン用品や食器などがきちんと置き場所を与えられて整理収納されています。「使いたいものの出し入れストレスはゼロにしたいんです」という徹底ぶり。見習いたいですね。

ご夫婦ともワイン好きだそうで「友人夫妻何組かでカリフォルニアのワイナリーに旅行したこともあるんです」。また、「ちょっといいワインを持ち込んでレストランでのお食事会をすることもあります。大人の楽しみですね」とシトロンさん。

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料理研究家であり、横浜と東京で料理教室「Petit Citron」も主宰なさっているシトロン ヨーコさん。主婦の視点とレストラン勤務の経験を組み込み、家庭でレストランの味を再現するレシピを提案しています。旬の素材を生かしたレシピ開発は評価が高く、家庭で再現できることを大切になさっているそうです。ライフワークは国内外、産地をめぐり生産者を訪ねること、本場の料理を学ぶこと、また本物を伝えること。身近な素材を使ったおもてなし料理、手抜きではなく工夫の家庭料理を一人ひとりの心に伝え、あたたかい食卓を広めていきたいとお考えです。

①お弁当販売やケータリングサービスも好評です。

②シトロンさんが開発に携わった商品も多数。

③料理教室で好評だったメニューをまとめたレシピ本も出版。

MANSION DATA

間取り:3LDK
専有面積:94㎡
築年数:18年
都心へのアクセスも便利な住宅街に建つマンション。百貨店やショッピング施設はもちろん、「生鮮市場もクルマで数分の場所にあるので鮮度の高い魚介類などが買えてありがたいんです」とシトロンさん。

PROFILE

料理研究家・料理教室「Petit Citron」主宰

Citron ヨーコさん
(シトロン ヨーコ)

フランス・パリの料理学校FERRANDI短期コースを卒業。ルーアンの2つ星レストランにて修行。国内では複数のフレンチレストランでの勤務を経験。日本豆腐マイスター協会理事、いなり寿司マイスター協会講師。現在はレストランでのイベント、メニュー監修、ケータリング、企業へのレシピ提案、商品開発、料理教室開催、料理講師、出張パーソナル料理レッスンなど幅広く活躍。
HP:https://www.petit-citron.com
Instagram:https://www.instagram.com/citron_yoko