「暮らしの窓とは」
マンションのライフスタイルを彩る
様々な情報をお届けします。
マンションでステキな暮らしを楽しむ住人十色
リビングや専用庭では元気いっぱいの息子さんと遊び、
サロンではアロマセラピストとしてお客さまに“ほぐし”を提供。
住まいの一室で、アロマテラピーケアサロン「アトリエアイシス」を
運営している桑本友紀さんに、
健やかで快適に暮らすためのコツやヒントなどを伺いました。
アロマセラピストの桑本友紀さんのお住まいは高台に建つヴィンテージマンション。
「崖の傾斜を利用した低層マンションなんですけど、とにかく日当たりがいいんです。しかも私が住んでいるフロアは1世帯のみなので戸建て感覚なところも気に入っています」と桑本さん。
「以前もヴィンテージマンションに住んでいたんですけど、日当たりがあまりよくなくてカビが生えやすく、そのせいか息子が喘息になってしまったんです。それもあって引っ越ししたんですけど、今の住まいは、浴室にもトイレにも窓があって、通気もよくカビの心配もなくなりました。あとこの家は5階なんですけど崖を利用した構造なので、私の住むフロアは真下には住戸がないんです。なので息子が走り回っても気にしなくてすむのも大きな決め手でした」
撮影に伺った際も息子さんは元気いっぱい。のびのびと子育てをしていらっしゃる様子がうかがえました。
「専用庭のようなバルコニーがあるんですけど、どう使ってもいいということで自分で人工芝を貼りました。ここで画用紙を広げて大きな絵を描いたり、夏にはプールを置いたり、いろいろな楽しみ方をしています」
玄関脇の和室をサロンとして使用なさっていて、そこへ移動すると表情が一変。お仕事モードに切り替わった桑本さんにアロマセラピストとなったきっかけを伺ってみると、
「高齢者施設にてアロマハンドマッサージのボランティアに参加したことがきっかけでアパレルからアロマテラピースクールの広報へと転職しました。その後イギリスへの研修旅行でアロマセラピストが医療福祉の現場でも活躍している姿を目の当たりにしまして、プロの資格を得たいと思い本格的に勉強をはじめました。国際資格を取得してからはサロン運営と並行して『介護に活かすアロマセラピー』をテーマに講師活動も行っています」
資格も複数お持ちの桑本さん。いわゆる”コロナ禍“におけるアロマの活用法もお聞きしてみると…
「空気が乾燥するとウイルスが漂いやすくなるので、加湿と空気洗浄に役立つアロマミストを作って各部屋に置いたり、お出かけの際に携帯してはいかがでしょうか。たとえば50mlのスプレーボトルに消毒用エタノール20ml、精油(ユーカリグロブルズ15滴、ペパーミント 5滴)をよくシェイクしてから精製水を30ml加えます。マスクの外側にスプレーしたり手指消毒にも使えますよ。詳しくは『アトリエアイシス』のブログに掲載する予定です。一つ、精油(エッセンシャルオイル)は原液のまま肌につけないよう、くれぐれも注意してくださいね」
和室をサロンとして使用。「リラックスできるように意識しています」と桑本さん。左下の写真は、昨年の夏祭りで息子さんがつかみ取りをして以来飼っているどじょうと、その後仲間入りしためだかとえびの水槽。「眺めているだけで癒しになる」そうです。
また、アロマの香りを嗅ぐだけでも不安解消につながるのだそうです。
「嗅覚の刺激は脳の感情を司る部分にダイレクトに伝わるんです。好きな香りを嗅ぐと気持ちが和む経験は誰にでもありますよね? 不安感の原因そのものを解消できなくても不安感に支配された状態を精油の香りで緩和することはできます。アロマセラピストがいるサロンなどで香りを試して、ぜひお気に入りの香りを見つけて欲しいです」
ところで、息子さんのおもちゃや絵本なども多いのにすっきりと収納されている点についても伺ってみました。
「実は片付けが苦手なんです。なので整理収納アドバイザーさんにお願いしました。ここへ引っ越すときにも『いるもの』と『いらないもの』の選別から、キッチンやクローゼットなどの収納方法までまるっとお願いして片付けのベースを作っていただいたんです。今でも週に1度、来ていただいてます。その収納のプロ(佐和田久美さん)の著書に書いてあったのが『鉛筆一本にもおうちを作る』というのがあって、要は帰る場所というか収納場所を決めるってことなんです。なるほど、と思い、今では開封済みの鰹節にいたるまでストック場所にラベルを貼っておくようになりました」
息子さんがもっと小さかった頃は
「あぶなくて部屋に物を置けなかったけれど、やっと置けるようになってきたので、これからインテリアを考えるのも楽しみ」ともおっしゃる桑本さん。息子さんへの眼差しは限りなくあたたかく、お仕事については「80代まで現役として手を動かしていたい」と理想像もはっきりとお持ちです。リビングなどでは息子さんと楽しく遊び、サロンではお客さまの悩みと真摯に向き合いながら丁寧にほぐしていく。そんなメリハリのある日々と充実。何よりもご家族へのあふれる愛情を感じる素敵なお住まいでした。
MANSION DATA
間取り:4LDK
延床面積:126㎡
築年数:37年
閑静な住宅街で緑も多く暮らしやすい街。最寄り駅として3駅利用可能な利便性も高いエリアです。新しい商業施設と昔ながらの商店街、どちらも利用可能な距離にあり、目的に合わせてさまざまな買い物も日々楽しめます。
PROFILE
アロマセラピスト「アトリエアイシス」主宰
桑本友紀さん(くわもと ゆき)
都内でアロマテラピーケアプライベートサロン「アトリエアイシス」を運営。2017年1月に男児出産、2018年3月より出張講師再開、7月よりサロンワークを再開。現在は平日日中のサロンワークと出張講師を中心に活動中。
アトリエアイシスHP:http://www.atelierisis.com
【取得資格】
・英国IFA(国際アロマセラピスト連盟)認定アロマセラピスト
・英国IFA認定アロマタッチプラクティショナーコース認定講師
・(社)日本認知症コミュニケーション協議会認定認知症ライフパートナー
・長春中医薬大学認定中医薬膳コース/中医学初級コース修了
【活動履歴】
・2003年~05年 総合病院の産科病棟にて妊産婦対象のアロマケア
・2006年~2015年 有料老人ホーム訪問アロマケア
・COCORO震災無償アロマケア活動登録セラピスト
・現在、介護美容研究所/介護職員初任者研修およびケアビューティコース講師
「お料理は大好きなんです。短時間で形になるから達成感を感じられるので。この家のキッチンはダイニング、廊下、リビングとつながっているので動線も楽でとっても使いやすくて気に入っています」
「入居の際に『好きに使っていいよ』とのことだったので人工芝を自分で貼ったんです」という専用バルコニー。家庭菜園やガーデニングも楽しんでいるそう。「テントを出してキャンプごっこをすることもありますよ。特に自粛期間中はこのスペースに助けられました」とフル活用。
広々とした玄関。「前の家の4倍はありますね」ともおっしゃり、写真右下には息子さんのシューズがずらり。「靴を選ぶのも一つの楽しみになればいいなと思って」とにっこり。
鰹節一つから収納場所を決めてラベリング。「プロに収納術を教えていただいてるうちにコツがわかってきました」とも。棚の中もきちんと収納されています。
リビング奥、息子さんの遊び場所にしているスペースの収納。ミニカーやおもちゃがすっきりと収納されていて、まるでカラフルなインテリアのようです。
新型コロナウイルス感染拡大によりサロンになかなかいらっしゃれないお客さまには、アロマを調合して送るサービスも行っていらっしゃいます。
施術前には心身の状態やその日のアロマトリートメントでどんなマインドになりたいかなどをじっくり聞くそうです。
精油は主に、お花系・柑橘系・ハーブ系に分類され、瓶はキャップに貼ったシールで色分けして収納。
サロン運営と並行して『介護に活かすアロマテラピー』をテーマに講師活動も行っていらっしゃいます。
MANSION DATA
間取り:4LDK
延床面積:126㎡
築年数:37年
閑静な住宅街で緑も多く暮らしやすい街。最寄り駅として3駅利用可能な利便性も高いエリアです。新しい商業施設と昔ながらの商店街、どちらも利用可能な距離にあり、目的に合わせてさまざまな買い物も日々楽しめます。
PROFILE
アロマセラピスト
「アトリエアイシス」主宰
桑本友紀さん
(くわもと ゆき)
都内でアロマテラピーケアプライベートサロン「アトリエアイシス」を運営。2017年1月に男児出産、2018年3月より出張講師再開、7月よりサロンワークを再開。現在は平日日中のサロンワークと出張講師を中心に活動中。
アトリエアイシスHP:http://www.atelierisis.com
【取得資格】
・英国IFA(国際アロマセラピスト連盟)認定アロマセラピスト
・英国IFA認定アロマタッチプラクティショナーコース認定講師
・(社)日本認知症コミュニケーション協議会認定認知症ライフパートナー
・長春中医薬大学認定中医薬膳コース/中医学初級コース修了
【活動履歴】
・2003年~05年 総合病院の産科病棟にて妊産婦対象のアロマケア
・2006年~2015年 有料老人ホーム訪問アロマケア
・COCORO震災無償アロマケア活動登録セラピスト
・現在、介護美容研究所/介護職員初任者研修およびケアビューティコース講師