新型コロナウイルス感染拡大の影響で
リモートワークや自粛による「おうち時間」が増えている昨今。
運動不足や肩こり、腰痛などでお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、スポーツクラブで指導なさっている方に、
運動不足解消法について教えていただきました。

運動不足が気になったら
まずはストレッチを

近頃、おうち時間が増えたことによる運動不足が気になっている方が多いようです。そこで今回は、フィットネスクラブ『東急スポーツオアシス』の方に、おうちでできる運動不足解消法についてアドバイスいただきました。ご指導くださったのは、オアシス認定パーソナルトレーナーの井上淳基さんと広報の藪野真未さん。

井上「まさに運動不足で体重が増えたという方や、リモートワークの普及により肩や腰の不調を訴える方が増えていますね」
藪野「そもそも家のデスク環境が長時間仕事をする仕様になっていない方も多いと思うんです。それで肩、首、腰に不調を感じる方が増えているんじゃないでしょうか」
井上「それでは運動不足の方におすすめの代謝アップを2種、首と肩のこり、腰痛を改善するストレッチをそれぞれレクチャーします」

無理をせず楽しく取り組む
それが大切です

ストレッチや運動を行う上での注意点は、
井上「まず無理をしないこと。痛みを感じるまでやるのではなく『気持ちいい』くらいでとどめてください。あとは習慣にしてほしいです。朝、昼、晩、時間帯はいつでもいいので、ご自身が運動しやすい時間帯で。あるいは、テレビに○○さんが映ったら腹筋を10回する、というようにゲーム性を持たせても楽しみながら運動できると思いますよ」

体力アップのポイントを伺ってみると、
井上「たとえば朝起きたら水を飲む、顔を洗うというようなルーティンがあると思いますが、そういった習慣と同じように運動を生活の中に取り入れることをおすすめします。オアシスでは、ジムに来られなくても運動したいときにサポートできるようアプリでの運動指導も行っています」

ウェアを着替えると
スイッチも切り替わります

藪野「私は自粛期間中にジョギングをはじめたんですけど、『今日はちょっと体調的につらいな』と思う日は無理をせず、距離を短くしたり、歩いたりするようにしています。続けることが大事なので、ときには自分を甘やかしながらでもいいと思うんです」
井上「あとは運動するときにウェアを着替えるとスイッチが入ったりしますので、普段着のままではなく、運動着に着替える習慣も一緒に作ってみてください」

正しい姿勢を意識して
背筋を伸ばしましょう

運動までいかなくても普段の生活の中で取り入れられることを伺ってみると、
井上「家にいる時間が増えると、姿勢も悪くなりがちです。パソコンやスマホを見る時間が長い方は特にそうだと思うんですけど、ふとしたときにご自身の姿勢をチェックすることも健康上大事なんです。たとえば身長を測るときの姿勢をイメージして天井から引っ張られているように背筋を伸ばしてください」

寝不足の方におすすめのストレッチについては、
井上「からだの中でも大きな筋肉を伸ばすこと。ストレス状態のときは、無意識に筋肉が緊張状態になっているので意識的に筋肉に力を入れて、そのあと緩めること。これを繰り返すとリラックスできると思います」

ぜひ健康維持と体力アップのために参考になさってください！